SMIC工法
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SMIC工法
(開放型耐震補強工法)
SMIC工法とは
- ■ 既存RCおよびSRC造建築物を対象とした柱・梁の構面内に、鉄骨と繊維補強コンクリートで構成される「SMIC部材」を接着接合にて一体化し、耐震性能を向上させる開放型の耐震補強工法です。
- ■ (一財)日本建築防災協会 技術評価取得
建防災発第20032号(2020年5月7日) - ■ NETIS(新技術情報提供システム)に登録・公開
登録番号:CB-120019-A
特長
開放性
SMIC工法なら補強後も…
- ■ 居住性・機能性・採光を保つことができます。
- ■ ブレースがないので、人や車の通り抜けが可能です。
低騒音・低振動
- ■ 既存の柱・梁と「SMIC部材」を接着接合しますので、騒音・振動・粉塵の発生を軽減することができます。
下階抜け設計が可能
- ■ 検討次第では、必要階のみでの補強が可能となりますので、トータルコストの削減、工期短縮を図ることができます。
現場での工期短縮
- ■ 既存の柱・梁構面内に、工場で製作した「SMIC部材」を組立て・取付けるだけなので、現場での工期が短縮できます。
品質安定
- ■ 補強に使用する「SMIC部材」は、(一社)プレハブ建築協会による国内N認定を 取得しているPC製造工場で製作していますので、品質が安定しています。
標準工程(SMIC工法 1構面)
※「SMIC部材」の製作期間は、現場実測・図面承認後約55日、現場での取り付け作業は約10日間です。
補強効果
- ■ 既存部材と「SMIC部材」との合成効果により、曲げ耐力・せん断耐力が向上します。
- ■ 「SMIC部材」が鉄骨コンクリートであるため、SRC造のせん断柱相当に靱性が向上します。
(RC造のせん断柱では、 F値が1.00→1.27に向上します。) - ■ 軸支持能力を維持できるため、建物の崩壊を防止します。
補強タイプ
- ■ SMIC工法の補強タイプは3種類です。同一断面の場合、ロ型が一番耐力があります。
- ■ 他工法との併用も可能です。例えば、補強計画上、塞がれても問題のない箇所には在来工法を採用し、開口確保が必要な箇所にSMIC工法を採用して不足耐力を確保すれば、機能的かつ経済的な耐震補強ができます。
- ■ 地震時に柱が壊れ、それまで支えていた床を支えられなくなるおそれがある時、柱に「SMIC部材」を取付けることで柱の軸耐力を向上させる補強(≒第2種構造要素の解消)をすることができます。下階抜け補強のみに用いる場合、I型は柱のみ補強することができるため、短工期で効率的な施工が可能です。
施工事例
ホテル(門型)
- ■ 窓からの景観を損なわず開放的な補強が可能です。また、補強前と変わらない広く快適な空間が確保できます。
クラブハウス(ロ型)
- ■ カウンター等の意匠の工夫により補強部材を目立たなくすることが可能です。補強前と変わらない窓からの景観が確保できます。
施工方法
クレーンとバランサーによる設置例
- ■ バランサーを使用することにより、現場での作業時間を大幅に短縮できます。
レールと台車による搬入例
- ■ 「SMIC部材」は工場で4ピース以上に分割して製作後、現場へ搬入しますので、狭隘敷地でも施工可能です。
動画をご覧いただけます
- ■ SMIC工法の施工手順等の説明や魅力を動画にて分かりやすく紹介しておりますので、ご参照ください。
工法紹介(ショートVer.)
工法紹介(ロングVer.)
施工手順
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