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超長距離圧送ネオグラウト工法 ネオグラウトME ネットバリヤー工法
ネオグラウトME
「長距離圧送用グラウト材
(圧送距離1,500m)」
超長距離圧送ネオグラウト工法に加えて、長距離圧送用グラウト材「ネオグラウトME」を新たに開発しました。
「ネオグラウトME」は、従来の「ネオグラウト」の同等の品質を確保しつつ、安価な材料で、品質管理が容易な長距離用の注入材です。
「ネオグラウトME」の特徴
- ・「ネオグラウト」の超長距離圧送を可能にするための添加剤を見直し、材料単価の低減を実現しました。
- ・「ネオグラウト」では液状の添加剤を使用しますが、「ネオグラウトME」では粉末品をプレミックス化することにより、材料数が減ることでプラント設備の簡素化と、練り混ぜの効率アップを可能にしました。
「ネオグラウト」、「ネオグラウトME」の比較
最大圧送距離は、「ネオグラウト」の4.0kmから、「ネオグラウトME」の1.5kmと短くなりましたが、材料単価の低減と設備の簡素化、及び汎用機材の使用による、プラント設備費の低減を可能にしました。
ネオグラウト 従来材料 |
ネオグラウト ME |
|
---|---|---|
最大 圧送距離 |
4,000m | 1,500m |
一軸 圧縮強度 |
1.5N/mm2 (以上) |
1.5N/mm2 (以上) |
品質 | 注入材の規格に適合 | 注入材の規格に適合 |
特徴 | ・構成材料が液体 ・注入材の練り混ぜに豊富な経験・知識が必要 ・専用の機材を使用 |
・構成材料が粉体 ・材料をプレミックス化し、注入材の練り混ぜを簡素化 ・汎用の機材を使用 |
材料単価 | 従来材料に比べ安価 |
トンネル背面空洞注入材の品質規格及び試験結果は以下の通りです。
矢板工法トンネルの背面空洞注入工 設計・施工要領に準じた試験結果
項目 | 規格項目 | 規格値 | 試験結果 |
---|---|---|---|
流動性 | フロー値: 静置時 |
フロー値:80~155mm 60分後のフロー値:100mm以下 |
直後のフロー値:88mm 60分後のフロー値:80mm |
フロー値: 打撃時 |
フロー値:130~205mm 60分後のフロー値:170mm以下 |
直後のフロー値:150mm 60分後のフロー値:92mm |
|
強度 | 一軸圧縮 | 28日材齢:1.5N/mm2 | 28日材齢:2.6N/mm2 |
比重 | 比重 | エア系:11~12kN/m3 エア系以外:11~15KN/m3 |
エア系以外:14.9kN/m3 |
充填性 | 充填性 | 規定の充填装置による試験 | 装置全体に充填された |
非漏出性 | 隙間への 非漏出性 |
規定の充填装置による試験 60分後5mmの隙間に完全流失が無い |
60分後5mmの隙間に完全流出が無い |
水中分離 抵抗性 |
濁度 | 60分後の光透過率 ±2% | 60分後 ±0% |
PH | 60分後の測定比率 ±10% | 60分後 ±0% | |
非収縮性 | 収縮量 | 28日後 △5mm以下 | 28日後 △1.6mm |