超長距離圧送
ネオグラウト工法

中継ポンプなしで、国内最長の4kmの圧送を実現。

道路・鉄道・水路トンネルの経年・地震対策など幅広い分野で活用。

特長1:超長距離の圧送性
特長2:高い品質を確保

名工建設が独自の技術で開発した「超長距離圧送ネオグラウト工法」は、従来のトンネル裏込注入工法のポンプ圧送距離をはるかに超える4kmという国内最長の長距離圧送で、長大トンネルの維持・補修に新しい境地を拓きました。道路・鉄道・水路トンネルの経年・地震対策など幅広い分野で活用が期待されています。

作業環境の改善をはかり、工期短縮・コスト縮減を可能に

特長3:環境にやさしい
特長4:工期短縮・コスト縮減

従来は数百メートルの圧送であったものが、4kmまで延長が可能で坑内作業を軽減。さらに、坑外にプラントを設置できるため作業環境の大幅な改善と作業品質の向上を実現しました。この「超長距離圧送ネオグラウト工法」は、平成23年より新丹那トンネルの裏込注入工事に活用されています。

トンネル裏込注入の必要性

5m3/hの注入が可能。

架台が設置可能なトンネルは交通規制の必要がない。

経年対策および地震対策

  • ・施工時およびその後の出水による空洞の発生
  • ・木材・鋼材などの腐食劣化による地山のゆるみ
  • ・覆工に均等な地圧が作用せず変圧が作用すること等により覆工にクラックが発生し、コンクリートの剥落へ進展する。
    また地震時の被害が拡大する
  • ・空洞の充填(裏込注入)が必要
  • ・従来工法では坑口でプラントを設置した場合、圧送距離は数百mまでのものが主流であったがA液(セメント)、B液(フライアッシュ)に特殊増粘剤を調合する事により安定した品質で長距離圧送(4km)が可能となった

各種試験を50回以上・延べ150日以上行い実用化を図る

廃線トンネルを利用した現地試験状況
配管延長3km

鉄道トンネル裏込注入施工状況

NEXCO、JR東海立会による試験状況
NEXCO中央研究所より材料の確認

長距離配合グラウト材・材料試験
(圧送距離4km、1.5N/mm2

高耐水性配合グラウト材・材料試験
(圧送距離3km、1.5N/mm2

高強度配合グラウト材・材料試験
(圧送距離1km、18N/mm2

豊富な施工実績(鉄道トンネルで圧送実証済み)

2007年9月より京都市内にある鉄道トンネルで施工。夜間工事でその都度トンネル内にプラントを設置する場合と比較するとコストダウンとなる。
極寒の1月にも安定した品質を確保する中で施工出来た。
また配管延長を3kmにした状況での注入にも成功した。以後、継続して工事を施工している。

動画をご覧いただけます

超長距離圧送ネオグラウト工法の動画をご覧いただけます。

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